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3-0-1 CV用電極の取扱
<サイクリックボルタンメトリー(CV)など電気化学 測定用電極として使用する作用電極について>

電気化学 測定用の作用電極として、上の表でご確認いただける様な素材の電極を数十種類ラインナップしています。
これらの作用電極はコンパクトで扱いやすく、ユーザー自身で簡単に研磨、電極表面の再生を行なうことができます。
電極が届きましたら念のため、電極を覆っているキャップを取り外しての電極表面チェックをお勧めします。
カーボンペースト電極についてはカーボンペースト(別売)が充填されていませんが、
他の電極はすぐに使用できるよう、電極表面は事前に、充分に研磨されています。
作用電極の電極素材部分はPEEK※1樹脂の中に固定されています。
PEEK樹脂は硬く、しかも耐薬品性※2にも優れています。
ただ構造上、過度な超音波による洗浄操作は変形の恐れがありますのでご注意下さい。
※1 PEEK(ピーク): ポリエーテル・エーテル・ケトン
※2 高濃度の硫酸では劣化します。長時間THFの溶液を使用しないで下さい。また樹脂と電極材質の温度係数を越えるような高温は避けて下さい。