5-0 SVC-2ボルタンメトリー用セル:微量サンプル測定モード
電気化学 分析の一般的なセルは5〜10 mL程度のサンプル量が必要です。しかし、高価で貴重なサンプルの場合、サンプル量はおのずと少量となります。
SVC-2ボルタンメトリー用セル の 微量サンプル測定モードを利用すると、100 µL〜200 µLのサンプル量にて電気化学 計測が行なえます。
測定には当社販売の外径6 mm または3 mmの作用電極が利用できます。
サンプルホルダーとセルバイアルには予め濃度の同じ電解質を入れてCV測定を行って下さい。
テフロンチューブをセルあるいはサンプルホルダーの中に入れ、N2ガスをパージして溶存酸素を除去します。
カウンター電極は支持電解質が満たされたセルに静置します。溶液の導電性があり電流が低い場合、これで十分測定が可能です。しかし、イオン透過性ガラス部は特に有機溶媒を用いるとiRドロップを引き起こすことがあります。
そのような場合、カウンター電極は下図のように、サンプルホルダーの中に置くことをお薦めします。この際、作用電極は外径6 mmか3 mmの製品をご使用下さい。
サンプルホルダーを用いて得たデータの酸化/還元電位が予想よりシフトしている場合、iRドロップが発生しています。
イオン透過性ガラスは出荷時は乾燥しておりますので、使用前少なくとも1時間は支持電解質溶液に浸漬し、抵抗を低くして下さい。またイオン透過性ガラスは一旦、湿潤させた後は、乾燥させないで下さい。実験の間、イオン透過性ガラス部分は支持電解質溶液に浸漬しておきます。
商品コード | 品名及び明細 | 入数 |
012668 | SVC-2 ボルタンメトリー用セル | 1 |
オプション(別売) | ||
012177 | サンプルホルダー9.0 mmφ | 2 |