5-5 バルク電気分解用セル
電気化学 測定に用いるSBCバルク電気分解用セルは、溶液種の完全な電気分解を行うためのセルです。
代表的な使用法としては分子当たりの移動電子数の定量、分析種の絶対量測定、新材料の電解合成(通常はmg程度)等が挙げられます。セルは、作用電極としての多孔性カーボン電極、白金カウンター電極と、それを隔離できるチャンバーおよびAg/AgCl参照電極(参照電極は別売)から構成されています。
テフロンキャップの孔に挿入しているポートプラグを取り外すと、外径6 mmの作用電極が設置出来ます。この外径6 mmの作用電極を用いて測定を行うと、電気分解の進み具合を確認する事が可能です。また、溶液の脱酸素や撹拌の為のガスパージチューブとスターラーバーも付属いたします。
電気分解の際に、温度制御が必要な場合にはウォータージャケット型のバルク電気分解セルもございます。
本セル用の作用電極は、標準品の多孔性カーボン電極の他に白金メッシュ電極も特注にて作製いたします。