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6-2. ボルタモグラムの意味
リアルタイムに計測されるボルタモグラムはメッキ槽の状態を調べる重要なデータです。
右図は硫酸銅溶液をCVSにより測定したボルタモグラムです。Dのボルタモ
グラムは添加剤を入れずに測定を行ったものです。
A,BはDの溶液に異なる濃度の光沢剤を加えて測定した結果です。
Cは光沢剤と抑制剤を添加することにより、クーロン量がかなり押さえられていることが分かります。
メッキ液中の光沢剤、抑制剤の正確な測定は、金属メッキ状態をコントロールする上で大変重要です。CVSにおけるクーロン量は、作用電極に析出した銅の量に比例します。銅の剥離ピークのクーロン量は濃度レベルというより、添加剤の効果的な活性度を意味します。