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6-3. 塩素イオンの影響
塩素イオンのコンタミが起こると、アノード側でのコンタミの電流波形が表れます。電気化学 測定テクニックの1つであるCVS(繰返しサイクリックボルタンメトリーストリッピング法)は総合的なメッキ槽の機能を調べる事ができるばかりではなく、各種情報が得られます。
メッキ量を計測する場合、銅の剥離ピークの面積が電荷量となります。電荷量測定はソフトウェア上で自動的に計算されます。基準液の面積(As)を調べ、添加剤を加えた時のピーク面積(Ar)の比を算出して、最適なメッキ状態を観察します。メッキ槽は常に使用されているため、一定の条件を導き出すことは、大変難しいのですが、電気化学CVS法を用いることにより、最善のメッキ条件を容易に調べることができます。