ガラス状カーボン
電気化学 分析用に使用できる高純度なガラス状カーボン材料を紹介致します。お客様のご要望に合わせた加工(※)も致しております。
※ 機械加工としてダイヤモンドカッターによる切断および穴あけ加工が可能
- 特長
- 特性
- 丸棒タイプ
- プレートタイプ
- フィルムタイプ
- その他オーダー例
- 高純度なカーボン材質
- 3000°Cまでの不活性ガスまたは真空中でも優れた安定性
- 化学薬品に侵されない
- ガス、溶液を透過しない
- 優れた硬度、強度
- 研磨表面仕上げが綺麗
- 優れた電気伝導度性
- 高周波数帯域での誘電結合
- 金属塩等の湿潤に抵抗がある
- 血液、組織適合性が良好
- 物理、化学特性の等方性
■物理特性■
特性 形状 [丸棒] [プレート] [パウダー] [フィルム] 比重 1.42 g/cm3 1.54 g/cm3 灰分値 <100 ppm 耐熱温度 3000°C 1000°C 気孔率 0% 気体透過度 10-9 cm2/s 10-11 cm2/s 硬度 230HV1 340HV1 曲げ強度 260 N/mm2 210 N/mm2 圧縮強度 480 N/mm2 580 N/mm2 ヤング率 35 kN/mm2 熱膨張係数(20〜200°C) 2.6×10-6 /K 3.5×10-6 /K 熱伝導率(30°C) 6.3 W/(K・m) 4.3 W/(K・m) 電気抵抗率 45 µΩm 50 µΩm
炭素材料に分類されるガラス状カーボン材料は大変ユニークな構造をしています。ベーサルプレーンとエッジプレーンとがランダムな状態になっています。右図に示すエッジ面が電気化学的な反応性に富む部位となります。また、溶液等の浸潤はありません。このモデルは G.M.Jenkins と K.Kawamura により発表されたモデルを図式したものです。分析化学領域で電気化学計測の電極、高速液体クロマトグラフィーの検出用電極、バイオセンサー等に利用できる優れた材料となります。
La はIntraplanar Microcrystalline Size およびLc はInterplanar Microcrystalline Sizeの略称です。
商品コードをクリックするとWEB見積書に自動入力できます
その他のオーダー例 | |
商品コード | 品名及び明細 |
R-1 丸棒ガラス状カーボン Ø1×10 mm | |
R-3 丸棒ガラス状カーボン Ø3×5 mm | |
R-3 丸棒ガラス状カーボン Ø3×10 mm | |
P-1 ガラス状カーボンプレート 1×10×10 mm | |
P-1 ガラス状カーボンプレート 1×10×20 mm | |
P-1 ガラス状カーボンプレート 1×20×50 mm | |
D-1 ガラス状カーボンディスク Ø10×1 mm | |
D-2 ガラス状カーボンディスク Ø25×2 mm | |
D-3 ガラス状カーボンディスク Ø10×3 mm |
ご要望によりパイプ等の各種形状ならびにお客様のご注文により各種サイズの加工なども承ります。
特注品の対応可能サイズについて
- 丸棒タイプ:直径1 mm / 長さ340 mmまで
直径2 mm / 長さ480 mmまで
直径3~10 mm / 長さ600 mmまで - プレートタイプ:300×300 mm以内 / 厚さ0.3、0.5、1~6 mmまで
- フィルムタイプ:100×100 mm以内 / 厚さ60 µm、100 µm、140 µm
- さらに単純な穴あけ加工や切削加工、鏡面研磨加工などが可能です。
∗2015年10月2日より「グラッシーカーボン」表記部分を「ガラス状カーボン」へ名称変更いたしました。