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電気化学の基礎 Vol.2

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更新日:2006-05-16

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『電気化学反応とは』

元東京大学工学部 助教授
渡辺 訓行
(ビー・エー・エス株式会社 顧問)
講師のプロフィール

【本編内容】(本編 約70分)

  1. スタート
  2. 外部擾乱
  3. 電極について
  4. 分極性電極と非分極性電極
  5. 白金電極と水銀電極
  6. カーボン電極
  7. 電気化学測定
  8. 分極
  9. iRドロップ
  10. ポテンショスタット
  11. ネルンスト式
  12. 静止電位
  13. 電気化学的酸化還元の概念

【概要】

電気化学反応について解説します。

電気化学反応とは、電子があらわに関与する反応により状態変化を伴う現象のことを言います。ここで簡単に電気について考えてみましょう。一般に電圧は原因(状態)、電流は結果(実態)と言い表すことができます。水の流れに例えると、水は高い位置から低い位置へ流れます(水流)。電気も同じように電圧をかけることにより電子の流れを発生させます。これが電流です。

電圧をかける、など物質の状態を不安定にさせることを外部擾乱と言います。電気化学では電極から擾乱を与えます。作用電極だけでは電位を与えることはできません。作用電極の他に対極(カウンター電極)が必要になります。