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電気化学におけるインピーダンス測定 Vol.2

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更新日:2006-10-25

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『腐食を中心に』

元東京大学工学部 助教授
渡辺 訓行
(ビー・エー・エス株式会社 顧問)
講師のプロフィール

【本編内容】(本編 約50分)

  1. スタート
  2. 腐食とは
  3. 腐食速度の測定
  4. ターフェルプロット
  5. コール・コールプロット
  6. 電極反応が起こる場合
  7. 電子移動律速の場合
  8. 拡散律速の場合
  9. 周波数範囲で両方があてはまる場合
  10. ボード線図とコール・コールプロット
  11. 時定数の近い素過程は分離が困難
  12. 腐食サンプルのインピーダンス(ステンレスの場合)

【概要】

今回は腐食の研究に対するインピーダンス測定の有効性について考えてみましょう。まず腐食とはいったいどういう現象であるのか?腐食のメカニズムについて解説します。腐食研究の目的は腐食を抑える方法を見出すことにあります。そのためには腐食速度の測定が不可欠です。電気化学的測定が有効でありますが、特にインピーダンス測定においては非常に精度の高い測定ができます。コール・コールプロットとボードプロットを組み合わせることにより、精度の高い測定と現象のメカニズム解析を同時に行うことができるのです。本編ではターフェルプロットから分極抵抗を求める方法を簡単に説明し、後半は主にインピーダンス測定から分極抵抗(この値が大きい程、腐食速度が遅くなる)を求める方法を解説します。