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電気化学におけるインピーダンス測定 Vol.3

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更新日:2006-10-25

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『燃料電池を対象にして』

元東京大学工学部 助教授
渡辺 訓行
(ビー・エー・エス株式会社 顧問)
講師のプロフィール

【本編内容】(本編 約60分)

  1. スタート
  2. 燃料電池の特徴
  3. ブラックボックスの中味
  4. 電池の分類
  5. 電池の構造
  6. PEMFC
  7. PEMFCの電極部
  8. 交換膜の電気伝導性
  9. 考慮すべき素反応
  10. インピーダンス測定
  11. 膜厚を変えた場合
  12. 触媒層の厚さが異なる場合
  13. まとめ

【概要】

燃料電池の開発には電気化学、特にインピーダンス測定が大いに関係します。インピーダンスを測定することにより燃料電池内の素反応を分離して解析することができるからです。腐食研究とは対照的に内部インピーダンスを小さい方へ改善させることが研究の目的となります。まずは燃料電池についてお話しします。燃料電池は、クリーンである、エネルギー効率が良い、可搬性や設置性に優れるなどの理由により化石燃料に変わる次世代のエネルギーとして俄然注目が高まっています。それでは燃料電池とは一体どういうものなのでしょうか?いくつか種類がありますのでそれぞれの構造とメカニズムの概略を説明します。後半は特に自動車の燃料電池などへの応用が期待されている高分子膜電池(PEMFC)を中心に、具体的なインピーダンス測定による解析方法を説明します。