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電気化学におけるインピーダンス測定 Vol.5
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更新日:2006-11-24
『生物化学領域での応用』
【本編内容】(本編 約55分)
- スタート
- キャパシタンスや電子移動抵抗の変化
- 典型的なナイキストプロット表示
- 典型的なボードプロット表示
- 測定系の一例
- インピーダンス測定によるイムノセンサー
- redox反応
- たんぱく質の吸着性
- バイオセンサー
- DNAプローブ
- チオール基による違い
- 核酸塩基による違い
- レドックスポリマーの固定
- aGEMによる違い
- 特徴
【概要】
今回は生物化学への応用をテーマにお話します。この領域におけるインピーダンス測定の利点として、(1)ラベル化の必要がない、(2)測定が迅速、(3)得られる情報が豊富、(4)分解能が高い、などが挙げられます。基本的には抗原-抗体反応や核酸のハイブリダイゼーションの影響による、キャパシタンスや電子移動速度の変化を測定するわけですが、この方法では外部から加える摂動が小さくて済み、サンプルへの影響が少ない(非破壊・無浸襲)ことも特徴の一つと言えます。具体例として、金電極を用いたたんぱく質(FN、BSA、IgG)の吸着、DNAセンサーへの応用、白金電極を用いたB型肝炎抗体(HBsAb)による抗原測定センサーの構築例、プローブイオンを使わず、電極自体にポリマーをコートすることによって、Reagent-Freeセンサーとして利用する方法を紹介します。バイオセンサーにはいろいろな方法が存在しますが、一つの方法としてインピーダンス測定もある、ということを覚えておいていただければ幸いです。