当社主催「ビー・エー・エス電気化学セミナー2012 第2回」は大盛況のうちに終了しました
2012年11月1日(木)、曳舟文化センター レクリエーションホールにて、当社主催の「ビー・エー・エス電気化学セミナー2012 第2回」を開催しました。当日は、遠方のお客様にも多数ご参加いただき、大盛況のうちに終了することができました。
誠にありがとうございました。
セミナーの様子 <レクチャーコース1>
今後も、お客様のご希望に添えるようなセミナーを開催してまいりますので、またのご来場を、社員一同心よりお待ちいたしております。
ビー・エー・エス電気化学セミナーのお知らせ
日頃より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、来る11月1日(木)、電気化学測定を必要とされている研究者の方々を対象にした電気化学セミナーを開催致します。
電気化学の基礎的な理論と測定方法を中心にしたレクチャーと、実際の計測装置を使ったデモンストレーションによる電気化学セミナーです。
電気化学をこれから始められる方、測定等でお困りの方、電気化学の理解をより深めたい方はこの機会に是非ご参加ください。
■ 日時: 2012年11月1日(木) 10:00〜17:30
■ 場所: 曳舟文化センター レクリエーションホール
東京都墨田区京島1-38-11
曳舟文化センター地図
■ プログラム
レクチャーコース1 10:00 〜 12:10 |
「電気化学計測における基本的ポイント」 元東京大学工学部 助教授 渡辺 訓行 (ビー・エー・エス(株) 顧問) ◇渡辺先生からの紹介コメント◇ ポテンショスタットの要点、溶液抵抗、参照電極とジャンクション電位、電位基準などの基本的なポイントについて、わかりやすく解説する。 |
「回転電極法の原理と測定法の紹介」 ビー・エー・エス(株) 手塚 敬之 ◇概要◇ 回転電極法は電極を回転させながら電気化学測定を行う手法であり、電気化学反応における電荷移動過程と物質移動過程を分けて解析する際に有用です。 今回は当社製品の概要と関連する新商品のご紹介を交えながら回転電極法(RDE、RRDE)の原理や燃料電池用触媒の回転電極を用いた評価手法などについて簡単にご説明いたします。 |
「分光電気化学測定システムの紹介」 ビー・エー・エス(株) 博士(工学) 蒋 桂華 ◇概要◇ 分光電気化学(Spectroelectrochemistry)測定の原理と応用分野について説明いたします。 実際の分光電気化学測定について、実験例を挙げて説明するとともに、分光電気化学測定に適した測定セルや小型分光器などのアプリケーションについてもご紹介します。 |
(昼休み) 12:10〜13:00 |
レクチャーコース2 13:00 〜 14:45 |
「有機金属化合物の電気化学」 元東京大学工学部 助教授 渡辺 訓行 (ビー・エー・エス(株) 顧問) ◇渡辺先生からの紹介コメント◇ 有機金属化合物は広い電位範囲にわたってレドックス反応を示し、酸化還元により関与する反応速度が大きく変化する。触媒として有用である理由でもある。 これらのレドックス電位を含めた反応系を系統的に理解するのが望まれる。そのようなことを念頭において、有機金属化合物の電気化学について、見通しの良い理解が得られるような話を工夫したい。 |
「CIMPSとCIMVS測定の紹介と応用」 ビー・エー・エス(株) 博士(理学) 沈 懌 ◇概要◇ 色素増感太陽電池の光電子拡散定数、電子寿命など反応機構を調べる光強度変調制御光電流分光法CIMPS (Controlled Intensity Modulated Photocurrent Spectroscopy) と光強度変調制御光電圧分光法CIMVS(Controlled Intensity Modulated Photovoltage Spectroscopy)の原理説明、色素増感太陽電池の主な評価法の紹介とドイツZahner社CIMPSシステムを用いた色素増感太陽電池(DSSC)の評価方法とデータ解析などについて紹介します。 |
デモコース 14:55 〜 16:20 |
● CV測定 ● 対流ボルタンメトリー測定(RRDE-3A) ● 分光電気化学測定 ● EIS,CIMPS測定 ● 電極展示コーナー ● 渡辺訓行先生による個別相談コーナー |
レクチャーコース3 16:30 〜 17:30 |
「電気化学測定による光・プロトン・電子が絡む機能性物質の評価」 中央大学 理工学部 教授 芳賀 正明 ◇芳賀先生からの紹介コメント◇ 光・電子・プロトンが絡む金属錯体系は新しい機能材料を生み出す可能性がある。 色素増感太陽電池でのルテニウム錯体、有機ELデバイスでのイリジウム錯体、光合成酸素発生システムのマンガン錯体など多くのエネルギー・電子材料の分野に錯体が関与している。 ここでは、機能性発現のために錯体の電気化学測定から、光・電子・プロトンと錯体とがどのように絡んでいるかを読み解き、新しい材料系の設計に結びつけていく道筋を考えてみたい。 |
● 定員: 40〜50名
● 主な参加対象者: 錯体化学、色素増感太陽電池、ナノデバイス、燃料電池、分析化学等で電気化学計測を必要とされる方々(応用編の講演もありますが基礎が中心のセミナーとなっております)
● 参加費用: 6,000円
お申し込み頂いた後、郵便振替にてお支払い下さい。また、一旦お振込み頂きました参加費につきましては返金できませんのであらかじめご承知おきください。
● 参加申し込み: 9月12日(水)〜10月26日(金)
*会場の都合上、定員になり次第締め切らせて頂きます。
● 参加申し込み方法: 受付は終了いたしました。
たくさんのお申込みを頂きありがとうございました。