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簡易型可逆水素電極キット
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酸性溶液の電気分解により水素ガスを発生・捕捉し利用することで、電気化学 測定に使用する参照電極として、良好な電位安定性を実現する可逆水素電極です。
通常の水素電極の様に、危険性を伴う水素ガスボンベの使用や、水素ガスの大量排気など、煩雑な操作が必要ありません。
ダブルジャンクションチャンバーを使用する事で、酸性溶液以外の溶液でもご使用いただけます。
※ポテンショスタットがなくても、水素ガスを簡便に充填できる H2G1 ポータブル水素発生装置もご用意いたしております。
- RHEK 仕様
- RHEK 商品構成
- 水素ガス溜め込み手順
- ダブルジャンクションチャンバーキット
標準水素電極としても利用可能な、溜め込み式可逆水素電極です
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参考電位 |
1.2 mol/L の塩酸を使用すると 標準水素電極に近い参照電極として使用可能 |
以下の様な手順で、酸性溶液を電解することで水素ガスを発生させ、溜め込みます。
シリンジを使用し、電極内に気泡が残らない様に注意しながら酸性溶液(例:1.2 mol/Lの塩酸や0.5 mol/Lの硫酸など)を吸引します(赤い矢印付近まで)。
ポテンショスタットを用意し、作用電極用端子を水素電極に接続し、参照電極用端子と対極用端子はカウンター電極に接続します。
i-tテクニックまたはクロノアンペロメトリーテクニックで、水素電極内に水素ガスを溜め込みます。
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画像の様に、溜め込み部の中央付近までを目安に水素ガスが溜まれば、準備完了です。