「ビー・エー・エス電気化学セミナー2017 第1回」は大盛況のうちに終了しました
2017年6月21日(水)、曳舟文化センター レクリエーションホールにて、当社主催の「ビー・エー・エス電気化学セミナー2017 第1回」を開催しました。当日は、遠方のお客様にも多数ご参加いただき、大盛況のうちに終了することができました。
誠にありがとうございました。
セミナーの様子 <レクチャー 第1部>
今後も、お客様のご希望に添えるようなセミナーを開催してまいります。
またのご来場を、社員一同心よりお待ちいたしております。
ビー・エー・エス 電気化学セミナーのお知らせ
日頃より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、来る6月21日(水)、電気化学測定を必要とされている研究者の方々を対象にしたセミナーを開催致します。
電気化学の基礎的な理論と測定方法を中心にしたレクチャーと、実際の計測装置を使ったデモンストレーションによるセミナーです。
前回も好評で、このような感想を頂いております。
実際の測定が目の前で見られて良かった。 とてもためになりました。ありがとうございました。 全体的に参考になりました。 機器展示では、参照電極について不明点を相談できて良かった。 とても勉強になる講演でした。 デモは測定のイメージができて良かった。 基礎知識を深めることができた講演だった。 実際に機器が動いているところを見ながら説明していただいてわかりやすかった。 基礎知識の見直しになる講演だった。 自分の研究室にある装置と展示機器の比較が出来て良かった。 個別相談が良かった。
電気化学をこれから始められる方、測定等でお困りの方、
電気化学の理解をより深めたい方は、この機会に是非ご参加ください。
■ 参加費用: 6,000円(税込)
お申し込み後、弊社からお送りする郵便振替用紙にてお支払い下さい(振替用紙到着後、1週間以内にお願い致します)。
また、一旦お振込み頂きました参加費につきましては返金できませんのであらかじめご承知おきください。
■ 日時: 2017年6月21日(水) 10:10〜17:00
■ 場所: 曳舟文化センター レクリエーションホール
東京都墨田区京島1-38-11
曳舟文化センター地図(グーグルマップ)
■ 主な参加対象者: 分析化学、有機電気化学、錯体化学などの分野でこれから電気化学計測を始める方、あるいは電池関連の基礎的な知識を確認しておきたい方々(応用編の講演もありますが基礎を中心とした内容のセミナーです)
■ 定員: 30〜40名
■ 参加お申し込み期間: 5月17日(水)午後〜6月9日(金)
*会場の都合上、定員になり次第締め切らせて頂きます。
*前回も申込開始から沢山のお申し込みをいただき満席になりましたので、ご興味のある方はお早目にお申込みください。
■ 参加申し込み方法:
受付は終了いたしました。
たくさんのお申込みを頂きありがとうございました。
■ プログラム
[10:10〜12:10] レクチャー 第1部 |
[10:15~10:55] 「電気化学測定用電極の基礎」 ビー・エー・エス(株) R&Dラボ 手塚 敬之 ◇概要◇ 電極は電気化学においてもっとも基本的かつ重要なアイテムですが、単独では機能しません。 そこでまず電極が電気化学セルの中でどのような役割を果たしているのかについて、イオン伝導体(電解質)との関係を中心に説明します。 また、電気化学測定用の電極には3種類の電極(作用電極、参照電極、対極)を使用しますのでこれらについてそれぞれ概説いたします。 |
[11:00~11:50] 「電気化学の基礎」 元東京大学工学部 助教授 渡辺 訓行 (ビー・エー・エス(株) 顧問) ◇渡辺先生からの紹介コメント◇ 酸化還元電位(レドックス電位)とHOMO-LUMOの対応関係、電極電位を変えるとはどういうことか、電極活物質の移動による濃度分布変化と電流の関係、ネルンスト式とバトラーボルマー式など、知っておくべき電気化学の基本的事項について解説する。 |
[11:55~12:10] 「酸素モニターFireStingのご紹介」 ビー・エー・エス(株) 営業 衣笠 帝弘 ◇概要◇ 酸素モニター計と一言で言っても、我々の身の回りには多種多様な装置が販売されています。 今回、私たちがご紹介する酸素モニター計は、光学式酸素モニター計で、従来の電気的な信号を元にした装置と動作原理が大きく異なります。光を利用した光学式には非接触測定が可能など、数多くの利便性があります。 本セミナーでは様々なアプリケーションへ適用可能な各種センサーと機器の概要をご紹介させて頂きます。 |
[12:10〜13:00] お昼休み |
[13:00〜14:20] レクチャー 第2部 |
[13:00~13:30] 「電気化学測定法の紹介:回転電極法」 ビー・エー・エス(株) R&Dラボ 小野 絢貴 ◇概要◇ 電気化学には様々な測定方法があり、幅広い分野にて使用されています。回転電極法は作用電極を回転させながら電気化学測定を行う手法であり、現在では燃料電池分野における触媒評価などに用いられています。ここでは回転電極法の基礎と、燃料電池用触媒の評価方法を紹介します。 |
[13:35~14:20] 「電気化学計測の基礎-EIS法について」 元東京大学工学部 助教授 渡辺 訓行 (ビー・エー・エス(株) 顧問) ◇渡辺先生からの紹介コメント◇ 電気化学における様々な過程がEIS(Electrochemical Impedance Spectroscopy)法によって、どのように解析されるかについて基本(ナイキストプロット、ボードプロット、等価回路をどのようにあてはめるか)と応用例(太陽電池、燃料電池、バッテリー、腐食など)について解説する。 |
[14:20〜14:30] 休憩 |
[14:30〜16:00] デモンストレーション & 個別相談 |
1. サイクリックボルタンメトリーの基礎(15分) →サイクリックボルタンメトリー(CV)は最も基本的な電気化学測定法の一つです。酸化還元電位や反応の可逆性など、物質の様々な情報を一度にまとめて得られるため、化学の幅広い分野で用いられています。 本コーナーでは、使用する器具や測定手順、測定時の注意点をご紹介しながら、代表的な一電子酸化還元物質であるフェリシアン化カリウムのCV測定を行います。ご覧頂けば「CV測定ってこんなに簡単なんだ」とご納得頂けることでしょう。 2. 対流ボルタンメトリー測定(15分) →RRDE-3A回転リングディスク電極装置を利用した対流ボルタンメトリー測定の基本的な操作方法を紹介します。ALSポテンショスタットからのリモートコントロール機能や、Levich機能もあわせてご紹介します。 3. 電気化学インピーダンス測定(15分) →Gamry社の電気化学測定装置を使ったリチウムイオン二次電池の電気化学インピーダンス測定と、その等価回路を用いた解析の様子をご紹介いたします。 4. 光学式酸素モニター計 校正から測定までのご紹介(15分) →気相・液相中の他に非接触で測定が可能な光学式酸素センサーの実測をご覧いただけます。また、近日販売予定であるハンディーモデル Firesting GO2の実演もあり、手に取って使い勝手をご確認頂けます。 ※ 1~4は順番に廻ってご覧頂きます。 ● 展示コーナー(電極) →電極など各種消耗品を実際に展示しています。1~4のデモ中も常時展示していますので、ご自由にご覧いただけます。 ● 渡辺訓行先生などによる個別相談コーナー(事前予約の方から順にお受けいたします) |
[16:00〜16:10] 休憩 |
[16:10〜17:00] レクチャー 第3部 |
「固体高分子形燃料電池を動かすカーボンアロイ触媒」 群馬大学理工学府 元素科学国際教育研究センター センター長・教授 尾崎 純一 ◇尾崎先生からの紹介コメント◇ 水素は二酸化炭素を出さない究極の低炭素エネルギー源です。この水素から電気エネルギーを取り出す装置として燃料電池があります。燃料電池はすでに家庭用電源や電気自動車の電源として利用されています。 しかし、現行の燃料電池はカソードで起こる酸素還元反応を促進するために、多量の白金を触媒として必要とし、今後の燃料電池の普及のためには、白金を用いないカソード触媒が必要です。 本講演では、我々の開発してきたカーボンアロイカソード触媒を紹介します。 |
● 参加申し込み方法:
受付は終了いたしました。
たくさんのお申込みを頂きありがとうございました。