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SEC2020スペクトロメーターシステム
Extended Range 200 nm ~ 1025 nm 対応
●UV/VIS/NIRの広波長モデル
●重水素ハロゲン光源付属
●測定用プラットフォーム付属
●解析用ソフトウエア付属
●SMA905接続端子付属
●専用収納BOX付属
SEC2020 スペクトロメーターシステムは、分光電気化学測定をはじめ、様々な分光測定を可能にするマルチチャンネル分光器です。高機能なグレーティングと光学設計により、1台で紫外から近赤外(UV/VIS/NIR)までの広波長域を高感度に測定可能です。
光源には小型モジュール化された重水素ハロゲンランプを使用し、付属のプラットフォーム上にセルホルダーと共に固定して測定に用います。
また、分光器と光源にはSMA905コネクタが付属している為、各種光ファイバーやプローブを接続し、オリジナルの測定システムを構築する事も可能です。
システムには、専用の収納ケースも付属しますので、必要な際に簡単に取り出して測定が行えます。
SEC2020スペクトロメーターシステムの構成
SEC2020スペクトロメーターシステムは、下記の 分光器、キュベットホルダー、光源、プラットフォーム コリメーティングレンズから構成されております。
分光電気化学測定や吸光度測定は、プラットフォーム上に各機器を固定して測定を行います。
浸漬プローブや光ファイバーを使用した測定では、分光器及び光源に直接光ファイバーを接続してご使用頂けます。
分光器はUSBケーブルでパソコンに接続し、SEC Spectra 解析用ソフトウェアでコントロールいたします。
- 光学構造
- ソフトウェア
- 仕様
- セットアップ動画
SEC2021 スペクトロメーターの光学構造
②スリット
③コリメートミラー
④グレーティング
⑤フォーカスミラー
⑥2048素子 CCDアレイ
SEC2020 スペクトロメーターシステムはツェルニターナ光学マウントを採用しています。この方式は④のグレーティングを中心に左右対称のM字型の構造で、収差の極めて小さい光学系となっております。
SEC Spectra 解析用ソフトウェア
SEC Spectraは、マルチチャンネル分光器「SEC2020スペクトロメーターシステム」用のソフトウェアです。
下記のような、様々な光学測定を行う事ができます。
●吸光度測定
●反射測定
●透過率測定
●濃度測定
●相対放射照度測定
●経時変化モニタリング機能
●ビデオキャプチャー機能
●データの重ね書き機能
●スぺクトロメーター及び光源のトリガー制御、他
基本的なソフトウェア操作
ここではソフトウェア操作の2つの例として、SEC Spectraを使用した測定データ分析と、スペクトルの保存(現在のスペクトル曲線の一時保存)について簡単に説明します。
SEC Spectraを使用した測定データ分析
SEC Spectraを使用してデータ分析を行う場合は、測定データファイルをSEC Spectra独自のスペクトルファイル形式(拡張子.sps)で保存する必要があります。.csvまたは.txt形式で出力したファイルは、再度SEC Spectra上で読み込んで分析を行うことはできません。
重ね書き機能
同じウィンドウに複数のスペクトルを色を変えて表示可能です。ファイル名も表示される為、簡単にスペクトルを比較する事が可能です。
ビデオ再生機能
SEC Spectraは、時系列測定ファイル(拡張子 .spc)のビデオ再生ツールを内蔵しています。
測定ファイルは、ソフト画面左下の赤枠で示す、再生・一時停止・早送り操作を行うことができます。ファイルを一度ロードすると、一時停止ボタンが押されるまで繰り返し再生され続けます。
一時停止中は、スペクトルデータをクリップボードにテキストファイルとしてコピー可能です。
現在のスペクトルを保存する
実験条件に応じて、スペクトル曲線の保存方法を以下の4つから選択できます。
- ツールバーから任意のスペクトル曲線を選択
- Spectrum data paneから任意のスペクトル曲線を選択
- 現在のウィンドウのすべてのスペクトル曲線
- 現在のスペクトル曲線の一時記録
以下はその例です。
現在のスペクトル曲線の一時記録
SEC Spectraでは、測定中のスペクトルを一時的に記録する事も可能です。記録したスペクトルは測定画面に測定中のスペクトルと同時に表示されるため、一時記録を行った時からのスペクトル変化量*を容易に観測できます。*積算時間20msと30msの違いに因るスペクトル強度差
SEC2020 スペクトロメーターシステムの構成・仕様
品名 | |
013609 | SEC2020 スペクトロメーターシステム |
システム構成 | |
SEC2021 スペクトロメーター | |
測定波長域 | 200 〜 1025 nm |
分解能(FWHM) | 1.3 nm |
ファイバーコネクター | SMA905(0.22 NA), コア径:600 µm |
グレーティング | ブレーズ波長:300 nm |
検出器 | 2048素子リニアシリコンCCDアレイ |
スリット | 25 µm |
インターフェース | USB2.0 |
対応OS | WindowsTM 10※ / 11 |
大きさ(W×D×H) | 86 × 110 × 32 mm |
SEC2022 重水素ハロゲン光源 | |
光源 | 重水素ハロゲン光源 |
波長範囲 | 200 〜 1700 nm |
安定性 | < 0.1% |
ドリフト | 0.25% / h |
ランプ寿命 | > 1000 h(D2ランプ) / > 2000 h(ハロゲンランプ) |
ファイバーコネクター | SMA905 |
消費電力 | 12 DCV, 25 W |
大きさ(W×D×H) | 100 × 165 × 46 mm |
その他 システム構成品 | |
SEC2023 キュベットホルダー | |
SEC2024 プラットフォーム | |
主な付属品 | |
ACアダプター、電源ケーブル、USBケーブル、コリメーター(2個)、ファイバーコリメーター、トリガーケーブル(2種類)、プラスチックキュベット、専用ソフトウェア、防水ケース |
※Windows™ 10 Sモードには対応しておりません。Sモードの場合は、解除を行ってください。
また、対応するのはマイクロソフト社がサポート中のバージョンのみです。
動画:セットアップ方法
SEC2020スペクトロメーターシステム の組み立てから吸光度測定までのセットアップ方法に関してご紹介いたします。
必要な際に専用の収納ケースから取り出し、省スペースで簡単に測定が行えます。