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電極の研磨方法について
一般的な作用電極の研磨方法
電気化学 測定に用いる、一般的な作用電極面の再生には、物理的な研磨ができるPK-3電極研磨キットのご使用をお薦めいたします。
以下は、PK-3電極研磨キットを使用した研磨方法のご案内です。
※一般的な研磨の場合は、3~4番のアルミナによる研磨をご利用下さい。それでも電極表面の再生が上手くいかない場合に、1番のダイヤモンド研磨からお試し下さい。
※電極表面に付着しているアルミナ粒子を確実に落とすためには、新しいアルミナ研磨用パッドを使用し、洗浄した電極を少し研磨して、その後電極表面を蒸留水で洗浄し、乾燥させて下さい。
- ガラス板にダイヤモンド研磨用パッドを貼り付け、研磨用ダイヤモンドを滴下する。
- CV電極をパットに垂直に押し当て、8の字を描くように研磨する。
- アルミナ研磨用パッドに貼り替え、パッドを一旦蒸留水で濡らし、余分な水分を取り除いておく。
- 湿らせたアルミナ研磨用パッドに研磨用アルミナを滴下し、電極表面が鏡面になるまで8の字を描くように充分研磨する。その後、電極表面を蒸留水で洗浄し乾燥させる。
注意:当社電極の研磨はPK-3電極研磨キットによる再生法をお薦めしています。その他の手法での再生を行う場合、事前にご相談下さい。
グラファイト電極の研磨方法
以下リストの弊社グラファイト電極については下記の研磨法をお薦め致します。
- エメリーペーパーの上に少量の蒸留水を滴下し、電極を10秒ほど研磨します。
(必要に応じ、研磨時間を適度に増やして下さい) - 研磨後電極を蒸留水でリンスします。
- その後10秒ほど超音波洗浄(65W-100Wの超音波洗浄器の場合)。 もしくはアルミナ研磨用パッドに蒸留水を滴下し、10秒ほど研磨します。
- 再び電極を蒸留水でリンスします。
- 電極を乾燥させてから、電気化学測定にご使用下さい。
※注意:PGBE電極(商品コード002252)は材質の特性上、完全なベーサル面が得られません。
より精密なPGBEベーサル表面などの処理評価については下記の参考文献をご参照下さい。
- J. Phys. Chem.:「Vol98(1994),p5314」 「Vol.96(1992),p3124」
- Anal. Chem.:「Vol.64(1992),p2518」 「Vol.61(1989),p1637」 「Vol.69(1997),p4680」
→ベーサル面、エッジ面の判定は、ラマンスペクトル測定によって行えます。上記文献 最後の2つはこのラマンスペクトル測定に関したものです
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商品コード 品名 電極部直径 電極のサイズ シングルタイプ 000999 PFCEカーボン電極 φ3 mm 25×25 mm
商品
コード品名 仕様 OD:外径 ID:内径 002252 PGBE Pyrolytic Graphite電極(Basal Plane) 6 mm 3 mm 002253 PGEE Pyrolytic Graphite電極(Edge Plane) 6 mm 3 mm 002408 PFCE 3 カーボン電極※ 6 mm 3 mm 002409 PFCE 1 カーボン電極※ 6 mm 1 mm 011854 SPFCE 1 カーボン電極※ 3 mm 1 mm ※ PFCE(Plastic Formed Carbon)は三菱鉛筆(株)と独立行政法人産業技術総合研究所との共同研究により開発されたものです。